NSC首席は売れない?ジンクスの真相を解散率から検証【大阪・東京比較】

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「首席はその後売れない」というジンクスは本当なのでしょうか?

NSC首席は売れないってよく聞くけど本当?

トリニてぃ
トリニてぃ

結論から言うと、“売れない”という明確な根拠はありません
データで整理すると、意外な実情が見えてきます。

この記事では、

こんな人におすすめ
  • なぜNSC首席卒業者が「売れない」と言われるのか理由を知りたい
  • NSC首席は本当に売れないのか気になっている
  • 実際の解散率や賞レース実績をデータで確認したい

という方に向けて

この記事でわかること
  • 大阪・東京NSC首席の解散率と芸人継続率
  • 賞レース決勝進出・優勝実績の有無
  • 「首席は売れない」というジンクスの真偽

を分かりやすく解説します。

この記事を読めば、NSC首席にまつわる噂を数字で整理でき、噂やイメージに振り回されずに判断できるようになります。

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NSCの首席芸人とは?制度と卒業公演の仕組み

お笑いファンの間でときどき話題になる「NSCの首席」。
NSCとは、吉本興業が運営する養成所、吉本総合芸能学院(通称NSC)のことです。

大阪校・東京校にはそれぞれ毎年“〇期”と呼ばれる世代があり、約1年間のカリキュラムを経て卒業します。

その締めくくりとして行われるのが、卒業公演「NSC大ライブ」
1年間の集大成となるネタ見せライブで、ここで優勝した生徒がその期の「首席」とされます

首席・・・卒業公演「NSC大ライブ」の優勝者

在学中、最も高い評価を受けた存在という位置づけです。


NSC首席=将来安泰ではない?評価とブレイクは別問題

ここで押さえておきたいのが、「首席」と「売れる」は必ずしも一致しないという点です。

首席はあくまで在学中の実績
デビュー後の人気やテレビ出演を保証する肩書きではありません。

お笑いの世界では、

  • ネタの技術
  • キャラクター性
  • テレビ適性
  • 時代との相性

といった要素が複雑に絡み合います。

そのため、「首席=将来のスター」とは必ずしも言えないのが実情です。


なぜ“首席”が注目されるのか

それでも首席という肩書きが注目されるのは、

  • 「その期のトップ」という分かりやすさ
  • 将来有望株という期待感
  • 賞レースでの肩書き効果

があるからです。

だからこそ、

  • 「首席なのに売れていない?」
  • 「首席は意外とブレイクしない?」

といった“ジンクス”が語られるようになりました。

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NSC首席は売れないと言われる理由

ここでは、一般的に「NSC首席は売れない」と言われる理由を整理します。

  • 卒業公演の評価と“世間の評価”は一致しない
  • 解散・引退する首席もいる
  • 売れている芸人が首席ではないケースが多い
  • 首席の人数が少ないことによる印象の偏り

ここからは、それぞれについて簡潔に解説していきます。


① 卒業公演の評価と“世間の評価”は一致しない

首席は、卒業公演「NSC大ライブ」の優勝者です。

しかし、これはあくまで卒業公演での評価
審査員は芸人や作家が務め、ネタの完成度や当日の空気感も大きく影響します。

そのため、「卒業公演で最も評価が高かった= 世間で最も支持される存在」とは限りません

在学中の実績とプロの世界での成功は必ずしも一致しないのです。


② 解散・引退する首席もいる

NSC卒業後にプロ入りしても、その後に解散したコンビやトリオ、芸人を引退した首席も存在します

  • 芸人という職業との適性の違い
  • 卒業後の方向性や価値観のズレ

など、理由はさまざまです。

首席という肩書きは評価である一方、期待やプレッシャーの大きさも伴います。


③ 売れている芸人が首席ではないケースが多いい

実際にブレイクしている芸人の多くは、卒業公演の優勝者ではありません。

そのため、同じ年度に卒業した同期の中でも

「首席じゃないのに売れた人」が目立つ
「首席は売れないのでは?」という印象が強まる

という現象が起きやすくなります。

これは実態というより、“見え方”の問題とも言えます。


④ 首席の人数が少ないことによる印象の偏り

NSCには毎年何百人もの生徒が入学しますが、首席は基本的に1組です。

母数が極端に少ないため、

  • 売れない首席は強く記憶に残る
  • 売れた首席は例外的に見られやすい

という認知の偏りが生まれます。


整理すると、

  • 首席だから売れないという明確な根拠はない
  • 首席でも売れる人はいる
  • 首席でなくても売れる人が圧倒的に多い

というのが現実です。


では、実際のデータではどうなのでしょうか。

ここからはNSC歴代首席の現在を期別に整理し、“売れないジンクス”が成り立つのかを検証していきます。

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大阪NSC首席の現在傾向(データ分析)

2011年入学以降、NSCでは首席制度が設けられました。
初年度から2024年度卒業までに、大阪校では14組・28人の首席が誕生しています。

ここでは、大阪NSC34期(2011年入学)〜47期(2024年卒業)までの首席を対象に、現在の活動状況や実績を整理しました。


大阪NSC首席一覧(34期〜47期)と現在の活動状況

入学年度首席活動形態(当時)現在の状況
2011年大阪NSC34期えんぴつ消しゴムコンビ解散
2012年大阪NSC35期ゆりやんレトリィバァピン活動中
2013年大阪NSC36期サンパウロトリオ解散
(※再結成)
2014年大阪NSC37期セブンズセンス
(現:花乃井)
コンビ解散
(※再結成)
2015年大阪NSC38期マイマイジャンキー
(現:オフローズ)
トリオ活動中
2016年大阪NSC39期山ノ内ピン活動中
2017年大阪NSC40期ポップマンコンビ解散
2018年大阪NSC41期しんやピン活動中
2019年大阪NSC42期モンデンピン解散
2020年大阪NSC43期テキサスマウンテンローレルコンビ解散
2021年大阪NSC44期宛先プレーンコンビ活動中
2022年大阪NSC45期日熊コンビ解散
2023年大阪NSC46期アマルフィんトリオ活動中
2024年大阪NSC47期おもしろジャンケントリオ活動中

大阪NSC首席の解散率と芸人継続率

対象:14組

  • 解散 or 活動終了:7組(50%)
  • 活動形態を変えず活動中:5組(約36%)
  • 活動形態を変更して活動中(脱退・再結成など):2組(約14%)

脱退や再結成をしながらも、約5割(60%)の首席が現在も芸人として活動を継続しています。

一方で、半数は解散・引退という結果になっており、首席=長期活動が保証されるわけではないことがわかります。


また、首席卒業者28人のうち、

  • 現在も芸人として活動中:25人(約89%)

個人単位で見ると、多くが芸人を続けていることがわかります。
コンビ解散はあっても、芸人そのものを辞めるケースは少ない傾向があります。


大阪NSC首席の賞レース実績

賞レース決勝進出:2組
  • ゆりやんレトリィバァ
  • しんや
賞レース優勝:1名
  • ゆりやんレトリィバァ

ゆりやんレトリィバァさんは2021年のR-1グランプリで優勝。
現在はアメリカを拠点に活動しています。

ただし、決勝進出経験者は全体の一部にとどまり、「首席=賞レース常連」という傾向は見られません。


  • 解散率:約50%
  • 芸人継続率:約50%(個人では約89%)
  • 全国的タイトル獲得者も存在
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東京NSC首席の現在傾向(データ分析)

東京NSCでも大阪校と同様に、2011年入学以降「首席制度」が設けられています。

ここでは、東京NSC17期〜30期までの首席14組・29人を対象に、現在の活動状況や賞レース実績を整理しました。


東京NSC首席一覧(17期〜30期)と現在の活動状況

入学年度首席活動形態(当時)現在の状況
2011年東京NSC17期ほっとライスコンビ解散
2012年東京NSC18期感動ピストコンビ解散
2013年東京NSC19期フルフロンタルコンビ活動中
(※現在はトリオ)
2014年東京NSC20期ブダマリア
(現:ぶったま)
コンビ活動中
2015年東京NSC21期ギガスラッシュ!!コンビ解散
2016年東京NSC22期ナイチンゲールダンスコンビ活動中
2017年東京NSC23期魔人武骨
(現:令和ロマン)
コンビ活動中
2018年東京NSC24期金魚番長コンビ活動中
2019年東京NSC25期ゴヤコンビ解散
2020年東京NSC26期ボニータコンビ活動中
2021年東京NSC27期ミヤコジマコンビ解散
2022年東京NSC28期江戸ベルトコンビ解散
2023年東京NSC29期ド天国トリオ活動中
(※現在はコンビ)
2024年東京NSC30期シネマ特区コンビ解散

東京NSC首席の解散率と芸人継続率

対象:14組

  • 解散 or 活動終了:7組(50%)
  • 活動形態を変えず活動中:5組(約36%)
  • 活動形態を変更して活動中(脱退・再結成など):2組(約14%)

約5割が解散という結果になりましたが、一方で約5割は現在も芸人として活動を継続しています。


また、首席卒業者29人のうち、

  • 現在も芸人として活動中:24人(約83%)
    ※うち1人は長期休養中

残る5人の中には引退した人もいますが、事務所に所属したまま芸人以外の活動を行っているケースも見られます。

大阪校と同様に、NSC卒業時のコンビを解散しても、個人として芸人活動を続ける人が多いのが東京校の特徴です。


東京NSC首席の賞レース実績

賞レース決勝進出:4組
  • レインボー・ジャンボたかお(元・感動ピスト)
  • ナイチンゲールダンス
  • 令和ロマン
  • 金魚番長
賞レース優勝:1名
  • ナイチンゲールダンス
  • 令和ロマン
  • 金魚番長

特に令和ロマンは、M-1グランプリで2連覇という異例の記録を達成。

ナイチンゲールダンスは、ツギクル芸人グランプリ2023で優勝。

金魚番長は、UNDER5 AWARD2023で優勝しています。

東京NSC首席からは、全国区で活躍する実力派も複数誕生していることがわかります。


  • 解散率:約50%
  • 芸人継続率:約50%(個人では約83%)
  • 賞レース優勝者も多数
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NSC首席は本当に売れないのか?大阪・東京データからジンクスを検証

ここまで、大阪NSC・東京NSCそれぞれの首席の現在をデータで整理してきました。

では結局、「NSC首席は売れない」というジンクスは本当なのでしょうか。

大阪・東京それぞれの数値を比較しながら検証します。


コンビ単位で見ると解散率は約50%

まずコンビ(またはトリオ)単位での活動状況です。

校舎対象組数解散継続
大阪14組7組(50%)7組(50%)
東京14組7組(50%)7組(50%)

大阪・東京ともに解散率はちょうど50%という結果になりました。

つまり、

  • 首席だから長く続く
  • 首席だからすぐ解散する

どちらとも言えない、というのが実情です。

NSC首席であっても、コンビの将来は一般的な芸人と同様に不確実であることが分かります。


個人単位で見ると8割以上が芸人継続

一方で、個人単位で見ると状況は大きく変わります。

校舎対象人数芸人引退継続
大阪28人3人(約11%)25人(約89%)
東京29人5人(約17%)24人(約83%)

コンビは解散しても、芸人そのものを辞める人は少ないという傾向が明確に出ています。


賞レース実績から見る“成功例”

次に、全国規模の賞レース実績を見てみます。

校舎首席実績
大阪ゆりやんレトリィバァ R-1グランプリ2021優勝
大阪しんや R-1グランプリ2026決勝進出
東京レインボー・ジャンボたかおキングオブコント2025決勝3位
東京ナイチンゲールダンスツギクル芸人グランプリ2023優勝
東京令和ロマンM-1グランプリ優勝
東京金魚番長UNDER5 AWARD2023優勝

特に令和ロマンM-1グランプリ2連覇という快挙を達成しており、東京校からは全国区の成功例が複数出ています。


結論:ジンクスを裏付ける明確な根拠はない

数値で整理すると、

  • 首席だから売れない、という証拠はない
  • 首席だから特別有利、という証拠もない

というのが客観的な結論です。

「NSC首席は売れない」というジンクスを裏付ける明確なデータは見当たりません。

NSC首席はあくまで「在学中の評価」にすぎず、その後のキャリアはネタの進化、コンビ相性、運、タイミングに大きく左右されます。

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まとめ

今回は、大阪NSC・東京NSCそれぞれの首席出身者の現在をデータで整理しました。

解散率は約50%
一方で、個人単位では8割以上が芸人を継続しています。

さらにゆりやんレトリィバァさんのR-1グランプリ優勝や、令和ロマンのM-1グランプリ制覇など、全国区の成功例も生まれています。

  • 解散率は大阪・東京ともに約50%
  • 個人単位では8割以上が芸人を継続
  • 全国タイトルを獲得した芸人も複数存在

これらのデータから見る限り、「NSC首席は売れない」という説を裏付ける明確な根拠は見当たりません。

首席という肩書きはあくまでスタート地点の評価のひとつ。
その後のキャリアは、ネタの進化やコンビ相性、環境、タイミングといった多くの要素によって決まっていくことが、今回のデータから分かります。

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