\今年のM-1グランプリ、ラストイヤーの注目コンビって誰?/

そんな声にお応えして、2025年に出場資格の最終年を迎える芸人たちを整理しました。
この記事では、
- M-1グランプリを毎年楽しみにしている
- ラストイヤー芸人を簡単に把握したい
- 大会全体のドラマ性を楽しみたい
という方に向けて
- 2025年大会でラストイヤーを迎える芸人
- 今年ならではの注目ポイントや大会の見どころ
- 過去のラストイヤー芸人たちが残した印象的な結果
を分かりやすく紹介します。
M-1グランプリにおける「ラストイヤー」とは|注目される理由

M-1の出場資格と「ラストイヤー」の定義
M-1グランプリは「結成15年以内の2人以上の漫才師」が出場資格を持つ大会です。
このルールは大会の歴史の中で何度か変更がありました。
- 2001年(第1回):出場資格は「結成10年未満」
- 2003年以降:「結成10年以内」に改定
- 2010年:一度大会が終了
- 2015年の復活以降:「結成15年以内」に拡大
このように制度は変化しつつも、「若手漫才師の登竜門」という大会の性格は一貫して維持されています。
現在のルールでは、結成年を起点に数えて15年目が最後の挑戦となり、その年が通称「ラストイヤー」と呼ばれます。
たとえば2025年に結成したコンビは、2040年がM-1に挑戦できる最後の年となります。また、昨年の2024年に「ラストイヤー」を迎えたのは、2009年結成の漫才師たちでした。
『M-1グランプリ2025』でラストイヤー」→ 2010年結成の芸人
つまり「ラストイヤー」とは、単なる出場資格の期限ではなく、芸人にとってはキャリアの一区切りを意味する節目として強く意識されるものなのです。
なぜ「ラストイヤー」に注目が集まるのか
M-1は“漫才の日本一”を決めるだけでなく、芸人の人生を左右する大舞台です。
「ラストイヤー」という特別な状況には、次のような理由から毎年大きな注目が集まります。
- 挑戦の終着点
- ファンの共感と期待
- メディア的な話題性
挑戦の終着点
M-1を芸人の最大目標とするコンビは少なくありません。
最後の年には「ここで結果を残さなければ、もう二度と挑戦できない」という強い覚悟が生まれます。
この緊張感はステージ上の漫才にも表れ、観客に伝わる迫力を生むことがあります。
ファンの共感と期待
長年応援してきたファンにとって、ラストイヤーは「最後の挑戦を見届けたい」という思いが強くなる時期です。
普段以上に応援が熱を帯び、SNSなどでも盛んに話題が共有されます。観客と芸人がともに「これが最後」という意識を持つことで、特別な空気が生まれるのです。
メディア的な話題性
「〇〇、今年が最後のM-1挑戦」という見出しはニュースやSNSで拡散されやすく、大会全体の注目度を押し上げる効果があります。
実際に過去のラストイヤー芸人の挑戦は、大会の大きな見どころとして多くのメディアで取り上げられてきました。
2025年にラストイヤーを迎える芸人まとめ一覧

2025年は、2010年に結成したコンビを中心に、多くの芸人がM-1グランプリで“最後の挑戦”を迎えます。
ここでは代表的なラストイヤー芸人を一覧で紹介します。いずれも漫才シーンで存在感を示してきたコンビばかりで、最後の舞台にどのような爪痕を残すのか注目が集まります。
2025年大会にエントリーした芸人とプロフィール紹介

ここでは、ラストイヤーを迎える芸人の中で「M-1グランプリ2025」にエントリーした主な芸人とプロフィール、過去のM-1グランプリの実績を整理してをご紹介します。
- ちょんまげラーメン
- マテンロウ
- カナメストーン
- デニス
- じぐざぐ
- いぬ
- モンスーン
- 武者武者
- シマッシュレコード
ちょんまげラーメン
- メンバー:左)田渕章裕 右)きむ
- 所属事務所:吉本興業
- 結成年月:2010年10月
▶ 公式プロフィール
年度 | 結果 |
---|---|
2009年(第9回) | 1回戦敗退 |
2010年(第10回) | 2回戦進出 |
2015年(第11回) | 3回戦進出 |
2016年(第12回) | 準決勝進出 |
2017年(第13回) | 準々決勝進出 |
2018年(第14回) | 準決勝進出 |
2019年(第15回) | 決勝9位 |
2020年(第16回) | 決勝7位 |
2021年(第17回) | 決勝3位 |
2022年(第18回) | 準々決勝進出 |
2023年(第19回) | 準々決勝進出 |
2024年(第20回) | 準決勝進出 |
マテンロウ
- メンバー:左)アントニー 右)大トニー
- 所属事務所:吉本興業
- 結成年月:2010年5月
▶ 公式プロフィール
年(回) | 結果 |
---|---|
2010年(第10回) | 準々決勝進出 |
2015年(第11回) | 3回戦進出 |
2016年(第12回) | 準々決勝進出 |
2017年(第13回) | 2回戦進出 |
2018年(第14回) | 2回戦進出 |
2019年(第15回) | 2回戦進出 |
2020年(第16回) | 2回戦進出 |
2021年(第17回) | 2回戦進出 |
2022年(第18回) | 3回戦進出 |
2023年(第19回) | 3回戦進出 |
2024年(第20回) | 3回戦進出 |
カナメストーン
- メンバー:左)山口誠 右)零士
- 所属事務所:マセキ芸能社
- 結成年月:2010年4月
▶ 公式プロフィール
年度 | 結果 |
---|---|
2015年(第11回) | 2回戦進出 |
2016年(第12回) | 1回戦敗退 |
2017年(第13回) | 3回戦進出 |
2018年(第14回) | 2回戦進出 |
2019年(第15回) | 2回戦進出 |
2020年(第16回) | 準々決勝進出 |
2021年(第17回) | 3回戦進出 |
2022年(第18回) | 準々決勝進出 |
2023年(第19回) | 準々決勝進出 |
2024年(第20回) | 準々決勝進出 |
デニス
- メンバー:左)植野行雄 右)松下宣夫
- 所属事務所:吉本興業
- 結成年月:2010年4月
▶ 公式プロフィール
年度 | 結果 |
---|---|
2010年 | 準々決勝進出 |
2015年 | 2回戦進出 |
2016年 | 3回戦進出 |
2017年 | 3回戦進出 |
2018年 | 準々決勝進出 |
2019年 | 3回戦進出 |
2020年 | 準々決勝進出 |
2021年 | 準々決勝進出 |
2022年 | 2回戦進出 |
2023年 | 3回戦進出 |
2024年 | 準々決勝進出 |
じぐざぐ
- メンバー:左)阿部未来 右)ジャンプ
- 所属事務所:プロダクション人力舎
- 結成年月:2010年5月
- 2007年「第28回ABCお笑い新人グランプリ」最優秀新人賞
- 2007年 「笑いの超新星」 新人賞
- 2008年「第43回上方漫才大賞」 新人賞
- 2012年「第33回ABCお笑い新人グランプリ」優勝
- 2012年「第42回NHK上方漫才コンテスト」 優勝
- 2016年「歌ネタ王決定戦」 優勝
- 2016年「キングオブコント」決勝3位
- 2017年「キングオブコント」優勝
- 2017年「M-1グランプリ」決勝4位
- 2018年「M-1グランプリ」決勝4位
- 2019年「M-1グランプリ」決勝2位
- 2019年「第54回上方漫才大賞」 奨励賞
- 2020年「第5回上方漫才協会大賞」 特別賞
- 2021年「第56回上方漫才大賞」 大賞
▶ 公式プロフィール
年度 | 結果 |
---|---|
2010年 | 1回戦敗退 |
2015年 | 2回戦進出 |
2016年 | 2回戦進出 |
2017年 | 2回戦進出 |
2018年 | 3回戦進出 |
2019年 | 準々決勝進出 |
2020年 | 2回戦進出 |
2021年 | 2回戦進出 |
2022年 | 2回戦進出 |
2023年 | 準々決勝進出 |
2024年 | 準々決勝進出 |
いぬ
- メンバー:左)有馬徹 右)太田隆司
- 所属事務所:吉本興業
- 結成年月:2010年4月
▶ 公式プロフィール
年度 | 結果 |
---|---|
2018年(第14回) | 3回戦進出 |
2022年(第18回) | 3回戦進出 |
2023年(第19回) | 準々決勝進出 |
2024年(第20回) | 3回戦進出 |
モンスーン
- メンバー:左)小山英機 右)T@TSU
- 所属事務所:吉本興業
- 結成年月:2010年4月
▶ 公式プロフィール
年度 | 結果 |
---|---|
2015年 | 3回戦進出 |
2016年 | 2回戦進出 |
2017年 | 3回戦進出 |
2018年 | 2回戦進出 |
2019年 | 3回戦進出 |
2020年 | 2回戦進出 |
2021年 | 2回戦進出 |
2022年 | 3回戦進出 |
2023年 | 準々決勝進出 |
2024年 | 3回戦進出 |
武者武者
- メンバー:左)杉岡勇治 右)濱坂恭平
- 所属事務所:吉本興業
- 結成年月:2010年4月
▶ 公式プロフィール
年度 | 結果 |
---|---|
2015年(第11回) | 2回戦進出 |
2016年(第12回) | 準々決勝進出 |
2017年(第13回) | 3回戦進出 |
2018年(第14回) | 準々決勝進出 |
2019年(第15回) | 準々決勝進出 |
2020年(第16回) | 2回戦進出 |
2021年(第17回) | 3回戦進出 |
2022年(第18回) | 3回戦進出 |
2023年(第19回) | 3回戦進出 |
2024年(第20回) | 3回戦進出 |
シマッシュレコード
- メンバー:左)嶋田修平 右)島居俊介
- 所属事務所:吉本興業
- 結成年月:2010年3月
▶ 公式プロフィール
年度 | 結果 |
---|---|
2015年(第11回) | 2回戦進出 |
2016年(第12回) | 2回戦進出 |
2017年(第13回) | 2回戦進出 |
2018年(第14回) | 3回戦進出 |
2019年(第15回) | 2回戦進出 |
2020年(第16回) | 準々決勝進出 |
2021年(第17回) | 2回戦進出 |
2022年(第18回) | 3回戦進出 |
2023年(第19回) | 2回戦進出 |
2024年(第20回) | 3回戦進出 |
2025年ラストイヤー芸人の注目ポイント

2025年のM-1グランプリでは、数多くの実力派コンビが結成15年の節目を迎え、「ラストイヤー」として最後の挑戦に臨みます。
決勝経験を持つ実力派から、これまで惜しくも準決勝・準々決勝で涙をのんできた中堅勢まで。
彼らの存在が大会全体に独特の緊張感とドラマ性を加えています。
ここでは、今年のラストイヤー芸人たちの注目ポイントを整理します。
決勝経験組による「有終の美」への挑戦
過去に決勝へ進出したちょんまげラーメンは、ラストイヤー組の中でも特に注目される存在です。
2019年から3年連続で決勝に進み、2021年には3位と優勝目前まで迫った実績を持ちます。
「最後にもう一度、決勝の舞台に立ち、有終の美を飾れるのか」、その一点に大きな期待が寄せられています。
人気と知名度を兼ね備えた存在
マテンロウやデニスは、テレビやライブを通じて広いファン層を獲得してきた人気コンビです。
一方でM-1では、準々決勝や3回戦で足踏みが続いており、あと一歩を越えられない状況が続いてきました。
ただし、ラストイヤーという特別な舞台は、彼らにとって大きな追い風となる可能性があります。
「知名度は十分、あとは漫才で結果を残すのみ」、バラエティで培ったキャラクターと舞台経験を、漫才にどう昇華させるかが勝負の鍵です。
中堅組の“覚醒”の可能性
カナメストーン、武者武者、シマッシュレコード、モンスーンといったコンビは、準々決勝や3回戦の常連ともいえる中堅どころ。
安定感のあるネタ力を持ちながら、大舞台での爆発力に欠け、ここまで大きな結果を残せていません。こうしたコンビが準決勝・決勝へ進出すると、大会全体に大きな波乱を起こすでしょう。
漫才師として積み上げた15年のキャリアが一夜にして開花する可能性は十分にあり、思わぬ“ダークホース”になるかもしれません。
過去のラストイヤー芸人の傾向と代表的な例

M-1グランプリの歴史を振り返ると、「ラストイヤー」で決勝に進出した芸人は数多く存在します。
結成15年という制限があるM-1において、最後の挑戦に挑む芸人たちは、独特の緊張感と覚悟をまとい、毎年大会を盛り上げてきたのです。
ここでは2015年以降の主な事例を一覧で整理します。
2015年以降の大会でラストイヤーに決勝進出した芸人
特に印象的な結果を残した事例
このように、「ラストイヤー」は芸人に特別な集中力や爆発力を引き出す舞台であり、大会全体に強いドラマ性を生み出してきたことが分かります。
まとめ
M-1における「ラストイヤー」とは、単なる出場資格の最終年ではなく、芸人にとって15年間の集大成を試される特別な舞台です。最後の挑戦だからこそ生まれる緊張感やドラマ性が、ファンやメディアの関心を集め、大会全体の盛り上がりを後押ししてきました。
2025年大会では、決勝経験を持つちょんまげラーメン、知名度の高いマテンロウやデニス、そしてカナメストーンや武者武者ら中堅組が挑みます。
過去の大会でも、とろサーモンの優勝やかまいたちの準優勝、ハライチの敗者復活といった数々の“ラストイヤードラマ”が生まれてきました。
2025年もまた、ラストイヤーを迎える芸人たちが大会にどのような物語を刻むのか、大きな注目が集まります。
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