M-1&キングオブコントの“ダブルファイナリスト”とは?|漫才×コントを極めた芸人

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M-1&キングオブコントの“ダブルファイナリスト”とは?|漫才×コントを極めた芸人たち

同じ芸人がM-1キングオブコント、両方出てることってあるの?

トリニてぃ
トリニてぃ

実はあるんだよ。それどころか、両方で決勝に進んだ“ダブルファイナリスト”もたくさんいるんだ

この記事では、

こんな人におすすめ
  • M-1グランプリキングオブコントが好き
  • 漫才とコント、両方で活躍している芸人を知りたい

という方に向けて

この記事でわかること
  • ダブルファイナリスト」とは何か
  • M-1×KOCの両大会で決勝進出した芸人
  • 代表的な芸人の戦績と特徴
  • 今後の“二刀流”として期待される芸人たち

を整理して分かりやすくご紹介していきます!

この記事を読めば、漫才とコントの両方で結果を残した“二刀流芸人”の実力と魅力が、きっと見えてくるはずです。

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ダブルファイナリストとは

ダブルファイナリスト」とは、2つのお笑い賞レースで決勝に進出した芸人を指す言葉です。

この記事では、次の2つの賞レースを対象としています。

  • M-1グランプリ(漫才)
  • キングオブコント(コント)

この2大会に共通するのは、決勝に立つだけで強烈なインパクトを残すこと。
そして、その両方で結果を出すというのは、まさに“二刀流芸人”の証です。

漫才とコントは何が違う?

  • 漫才:しゃべくり中心のテンポ、構成力、ツッコミの技術が問われる
  • コント:設定や演技力、世界観の作り込みが問われる

つまり、求められる能力が全く違うため、両立できる芸人はごくわずか。

▼ 詳しくはこちらの記事で解説しています。

なぜ今「ダブルファイナリスト」が注目されているのか?

2025年からは、新たに『ダブルインパクト~漫才&コント二刀流No.1決定戦~』の開催も発表され、この「漫才×コント」の両立がますます注目を集めています。

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ダブルファイナリスト一覧|M-1×KOC(漫才×コント)

以下に、歴代の「M-1グランプリ」「キングオブコント」の両方で決勝に進出した芸人たち14組をまとめました(2025年6月時点)。

※決勝進出年はそれぞれの大会名の下に記載しています。優勝(赤)・準優勝(青)で表しています

コンビ名M-1決勝年KOC決勝年
サンドウィッチマン20072009
モンスターエンジン2008, 20092009, 2011
ピース20102010
ジャルジャル2010, 2015, 2017, 20182009, 2011, 2019, 2020
銀シャリ2010, 2015, 20162012
アキナ2016, 20202014, 2015, 2017
さらば青春の光20162012, 2013, 2014, 2015, 2017, 2018
タイムマシーン3号2005, 20152016
かまいたち2017, 2018, 20192016, 2017
マヂカルラブリー2017, 20202018, 2021
ニューヨーク2019, 20202020, 2021
ロングコートダディ2021, 20222020, 2022, 2024
男性ブランコ20222021
ダンビラムーチョ20232024

サンドウィッチマン

  • M-1グランプリ:2007(優勝)
  • キングオブコント:2009(準優勝)
  • ダブルファイナリスト達成年:2009年

お笑いファンの記憶に深く刻まれる、M-1史上初の敗者復活からの優勝。そしてその2年後にはKOCで準優勝安定感人柄がにじむ王道ネタが、漫才・コント両方で評価されています。

モンスターエンジン

  • M-1グランプリ:2008・2009
  • キングオブコント:2009・2011
  • ダブルファイナリストを達成年:2009年

神々の遊び」などの強烈なキャラクターコントでKOCでも大きな存在感を発揮。M-1でも実力派として高く評価され、近年は『THE SECOND』でも決勝進出を果たしています。

ピース

  • M-1グランプリ:2010
  • キングオブコント:2010(準優勝)
  • ダブルファイナリストを達成年:2009年

同じ年にW決勝進出を果たした2010年に大ブレイク。現在はコンビ活動を休止中ですが、あの年のインパクトは非常に大きいものでした。それぞれの道での活躍も続いています。

ジャルジャル 

  • M-1グランプリ:2010・2015・2017・2018
  • キングオブコント:2009・2011・2019・2020(優勝)
  • ダブルファイナリスト達成年:2010年

圧倒的なネタ数と実験的スタイルで、どちらの大会でも常連。2020年のKOCでついに優勝し、実力を証明しました。YouTubeでのコント動画の投稿も大人気。

銀シャリ

  • M-1グランプリ:2010・2015・2016(優勝)
  • キングオブコント:2012
  • ダブルファイナリスト達成年:2012年

正統派しゃべくり漫才の代表格。。M-1ではその高い技術が評価され優勝を飾りました。KOCでは1回のみの決勝進出ながら、テンポの良い“漫才的コント”で独自の色を出しました。

アキナ

  • M-1グランプリ:2016・2020
  • キングオブコント:2014・2015・2017
  • ダブルファイナリスト達成年:2016年

かつてトリオ「ソーセージ」として活動していたが解散後、秋山・山名で「アキナ」として再出発。KOCでの決勝常連経験を経て、M-1でも結果を残しています

さらば青春の光

  • M-1グランプリ:2016
  • キングオブコント:2012(準優勝)・2013・2014・2015・2017・2018
  • ダブルファイナリスト達成年:2016年

KOCでは最多クラスの決勝常連であり、M-1でも実力を発揮。ダークな笑いシリアスな演技が光るコントが特徴。現在は個人事務所「ザ・森東」を設立し、人気を集めている。

タイムマシーン3号

  • M-1グランプリ:2005・2015
  • キングオブコント:2016
  • ダブルファイナリスト達成年:2016年

M-1では特に2005年のファイナル進出が印象的。特徴的な体型キャラを活かした王道スタイルのネタで、KOCでも存在感を示しました。万人に伝わるわかりやすいネタ構成が魅力です。

かまいたち

  • M-1グランプリ:2017・2018・2019(準優勝)
  • キングオブコント:2016(優勝)・2017
  • ダブルファイナリスト達成年:2017年

KOC優勝後M-1でも3年連続ファイナリストと、一気に全国区へ。演技力・設定構築力・セリフ回しの巧さが光る、まさに二刀流の代表格です。

マヂカルラブリー

  • M-1グランプリ:2017・2020(優勝)
  • キングオブコント:2018・2021
  • ダブルファイナリスト達成年:2018年

これは漫才なのか?」と議論を巻き起こしたM-1優勝コンビ野田クリスタルさんはR-1も制しており、唯一の“トリプルファイナリスト”でもあります。

ニューヨーク

  • M-1グランプリ:2019・2020
  • キングオブコント:2020(準優勝)・2021
  • ダブルファイナリスト達成年:2020年

両大会とも“最下位”という記録を持ちつつも、そこからバラエティに大ブレイクしたコンビ。芸風は賛否が分かれることもありますが、毒のある皮肉とユーモアセンスは抜群です

ロングコートダディ

  • M-1グランプリ:2021・2022
  • キングオブコント:2020・2022・2024
  • ダブルファイナリスト達成年:2021年

ここ数年でM-1・KOCの両方に継続的に進出し、二刀流芸人の筆頭に。ゆるさ緻密さを併せ持つ世界観で、独自の存在感を放っています。新時代の“次世代型”ファイナリストです。

男性ブランコ

  • M-1グランプリ:2022
  • キングオブコント:2021
  • ダブルファイナリスト達成年:2022年

スーツ姿の“真面目そうな見た目”から繰り出される不思議な物語ネタ。演劇的な演出と繊細なボケで、他にはない唯一無二の世界観を作り出しています。今後さらに上位進出が期待される存在です。

ダンビラムーチョM-1 2023、KOC 2024

  • M-1グランプリ:2023
  • キングオブコント:2024
  • ダブルファイナリスト達成年:2024年

最新のダブルファイナリスト。大原さんの歌唱力を武器にした歌ネタや“野球部あるある”コントなど、幅広いスタイルで注目集めています。今後の躍進がもっとも期待される存在のひとつです。

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今後の注目ポイント

ダブルファイナリストという称号は、単に実力があるだけでは到達できない“壁の向こう側”に位置する存在です。

ネタの質、ジャンルへの適応力、時代との相性…あらゆる要素が噛み合ってこそ成し得る記録であり、今後も注目を集めていくのは間違いありません。

特に注目したいのが、2025年から新たに創設された『ダブルインパクト~漫才&コント二刀流No.1決定戦~』の存在です。
M-1とKOCの両大会ファイナリスト経験者にとっては、“真の二刀流”を証明する絶好の舞台となりそうです。

▼ 「ダブルインパクト」決勝進出者の賞レース戦績まとめはこちら


また、最近では若手芸人の間で、「最初から漫才とコントの両方に取り組む」というスタイルが増えている印象です。この流れを考えると、今後さらにダブルファイナリストが増えていく可能性は高いでしょう。

一方で、ジャンルを絞って特化することの強みも再評価されつつあります。

二刀流”は誰もが目指すべき形ではないからこそ、両方の大会で決勝進出を果たす芸人の存在は、幅と深みを兼ね備えた「稀有な存在」として際立っています。

今後、注目すべきポイントとしては

  • 次に“新たなダブルファイナリスト”になるのは誰か?
  • 2人目のトリプルファイナリスト(M-1・KOC・R-1等)への到達者は現れるか?
  • THE WとM-1の両方で決勝進出する女性芸人は登場するか?

お笑い賞レースの多様化が進む中で、“ダブルファイナリスト”という称号は、芸人の実力と柔軟性を測る一つの大きな指標となり続けるはずです。

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まとめ

漫才とコント、まったく異なる土俵で決勝まで勝ち上がる「ダブルファイナリスト」は、それだけで突出した実力の証とも言えます。

今回紹介した芸人たちは、ジャンルを越えて笑いを届ける“二刀流”の代表格。今後、漫才とコントを融合させたような新たなスタイルの台頭にも注目です。

ダブルインパクトの開催が決まった今、「M-1×KOC」両方に挑む芸人たちの動向からますます目が離せません。

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