お笑いファン必見の一冊が、今じわじわと話題を集めています。

令和ロマンのくるまが書いた『漫才過剰考察』って、実際どうなの?

そんな疑問に答えるために、この記事では本の内容から反響、そして評価までを分かりやすくまとめました。
この記事では、
- 書店やSNSで見かけて気になっている
- 買うかどうか迷っていて判断材料が欲しい
- 実際に口コミやレビューを見てから読みたい
という方に向けて
- 『漫才過剰考察』の基本情報とあらすじ
- 著者である令和ロマン・くるまのプロフィール
- 書評やレビューから分かるポジティブ/ネガティブな評価の傾向
を分かりやすく解説していきます!
この記事を読めば、『漫才過剰考察』があなたにとって読むべき一冊かどうかがクリアになります。
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『漫才過剰考察』の基本情報・概要

お笑いコンビ・令和ロマンのくるまさんによる初の単著『漫才過剰考察』は、M-1グランプリ二連覇という前人未到の快挙を達成した著者が、漫才とM-1を徹底的に分析した一冊です。
発売からわずか数か月でベストセラーとなり、「書店員が選ぶノンフィクション大賞2025」にもノミネートされるなど、大きな注目を集めています。
基本データ
本書には、M-1グランプリを中心とした大会分析や、寄席での漫才の位置づけ、観客層の特徴、地域ごとの違い、さらにはSNS論争や「顔ファン」問題などが収録されています。2024年大会の予想についても記されており、漫才を取り巻く環境を幅広く考察した構成となっています。
発行部数と反響
『漫才過剰考察』は発売直後から大きな反響を呼びました。初版発行後すぐに注目が集まり、発売翌日には早くも3万部の増刷が決定。その後も重版が続き、わずか数か月のうちに5刷を数え、累計発行部数は10万部を突破しました。さらに勢いは止まらず、発売からおよそ3か月で15万部を突破し、近年のお笑い関連書籍としては異例の売れ行きを記録しています。
こうした販売実績に加え、出版業界からの評価も高く、2025年には「書店員が選ぶノンフィクション大賞」にノミネートされました。SNSや書店員からの推薦コメントを通じて「芸人による漫才論を超えた一冊」として取り上げられる機会も増え、令和ロマンのファン層だけでなく、幅広い読者に支持が広がっていることがうかがえます。
『漫才過剰考察』あらすじと内容の特徴

『漫才過剰考察』は、M-1グランプリ二連覇を達成した令和ロマン・くるまさんが、自らの視点で漫才を多角的に分析した書籍です。大会の傾向や舞台環境の違い、さらには現代的な論争までを幅広く扱い、184ページにわたって整理・考察しています。
主な収録内容
- はじめに著者の心境や、2023年決勝直前のインタビューを収録。
- M-1グランプリ
- 2023年大会の詳細な分析(「司法解剖」)
- 2015~2018年の「技術勝負」の時代との比較
- 2019~2023年に広がった多様な漫才スタイル
- 「あるある」「ないない」を切り口にしたお笑いの整理
- 「顔ファン」やSNS論争といった時代的テーマ
- 刊行時点での「2024年大会予想」
- 寄席
- 漫才における寄席の位置づけ
- 観客の特徴と成功の二大要素「理解」と「発声」
- 東西の違いや、地域ごと(西・南・北)の特色
- 海外進出における可能性
- スペシャル対談
霜降り明星・粗品さんとの約2万字にわたるロングインタビュー。M-1や漫才の現状に加え、テレビやYouTubeといったメディア環境までをテーマに語り合っている。 - おわりに
著者自身の言葉で「どうか健やかに、お笑いを楽しんでください」と結ばれ、本書全体のメッセージが提示されている。
著者プロフィール|令和ロマン・くるま

- 名前:くるま
- 生年月日:1994年9月3日
- 出身地:東京都練馬区
- 所属事務所:フリー(東京NSC23期)
- コンビ:令和ロマン
- YouTubeチャンネル:official令和ロマン【公式】
- 2018年 「M-1グランプリ」 準決勝進出
- 2020年 「第7回NHK新人お笑い大賞」 優勝
- 2022年 「第43回ABCお笑いグランプリ」準優勝
- 2022年 「M-1グランプリ」 準決勝進出
- 2023年 「第44回ABCお笑いグランプリ」準優勝
- 2023年 「M-1グランプリ」 優勝
- 2024年 「第45回ABCお笑いグランプリ」優勝
- 2024年 「M-1グランプリ」 優勝
- 2024年 「第9回 上方漫才協会大賞 」 話題賞
芸人としての歩み
くるまさんは、慶應義塾大学法学部在学中にお笑いサークル「お笑い道場O-keis」に所属。そこで先輩であった松井ケムリさんと出会い、コンビを結成しました。ケムリさんの大学卒業後に2人でNSC東京23期に入学し、本格的に芸人としての活動をスタートします。
当初は「魔人無骨」というコンビ名で活動していましたが、2019年に現在の「令和ロマン」へ改名。持ち味である緻密な構成と知的なボケで注目を集め、M-1グランプリでは2023年に初の決勝進出、トップバッターで優勝を果たしました。さらに2024年には史上初となる大会2連覇を達成し、一躍トップ漫才師としての地位を確立しました。
くるまさんはコンビとしての活動に加え、執筆や評論にも意欲的です。YouTubeチャンネルでのトークやインタビュー記事では、漫才の技術や大会の傾向を分析する姿がしばしば見られます。
今回出版された『漫才過剰考察』は、そうした「お笑いを言語化する力」を存分に発揮した初の単著となっています。
書評・レビューから見る『漫才過剰考察』の評価

ポジティブな評価のまとめ
多くの読者から高い評価を受けた本書には、いくつか共通した肯定的な感想が見られます。
こうしたレビューからは、本書が単なる芸人のエッセイではなく、戦略的な思考と漫才への深い愛情が交差する「お笑いの新しい教科書」として受け止められていることがうかがえます。
ネガティブな評価のまとめ
一方で、本書に対しては以下のような否定的・懐疑的な意見も寄せられています。
総じて、否定的な意見は文体や構成のわかりづらさ、電子版の仕様、そして「考察本」としての期待値との差に集中しているといえるでしょう。
こんな人におすすめしたい『漫才過剰考察』

『漫才過剰考察』は、単なる芸人エッセイにとどまらず、戦略や分析を通じてお笑いの本質に迫る一冊です。
そのため、以下のような読者層に特におすすめできます。
このように、『漫才過剰考察』は「お笑い好き」だけに限定されない、多面的な魅力を持った一冊です。漫才という枠を超え、思考や言葉の可能性を味わいたい読者に広く手に取ってほしい内容になっています。
まとめ
『漫才過剰考察』は、M-1グランプリ2連覇を達成した令和ロマン・くるまさんが、自身の経験や視点をもとに漫才を徹底的に分析した一冊です。
発売直後から大きな反響を呼び、ベストセラーとして幅広い読者層に受け入れられています。
戦略的な思考や漫才への愛情が込められた本書は、お笑いをより深く知りたい人、あるいは新しい視点から物事を考えたい人に、強くおすすめできる一冊です。
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