「眼鏡=インテリ」「真面目」「冷静」──そんなイメージを持つ人は多いのではないでしょうか?
お笑い界でも“眼鏡キャラ”は一定の需要がありますが、実はそれだけでは語れない理由で眼鏡をかけている芸人も少なくありません。

あれ?このコンビ、2人とも眼鏡してる…ちょっと珍しくない?

コンビの両方が眼鏡って、誰がいるんだろう?

そう、実は“眼鏡コンビ”って意外と少数派。
でも、だからこそ印象に残る存在でもあるんだ。
この記事では、
- 見た目で印象に残る芸人コンビを知りたい
- 眼鏡が特徴的なコンビを探している
- コンビの両方が眼鏡をかけている芸人を知りたい
という方に向けて
- 眼鏡をかけている芸人が多い理由
- 「眼鏡×眼鏡」コンビが与える印象や効果
- 2人とも眼鏡をかけているコンビ
をわかりやすく解説します。
この記事を読めば、“眼鏡コンビ”ならではの魅力や見どころが見えてきます。
お笑い芸人が眼鏡をかける理由とは?

「なんとなく知的に見える」「真面目そうな印象になる」など、眼鏡にはさまざまなイメージがありますが、芸人が眼鏡をかける理由はそれだけではありません。
ここでは、芸人が眼鏡をかける主な理由を3つの視点から解説します。
① 視力の問題からくる“実用的な理由”
まず最もシンプルなのが、「視力が悪いため眼鏡をかけている」という実用的な理由です。
特にネタ中は、相方の表情や動きを正確に見る必要があり、コンタクトより眼鏡を選ぶ芸人もいます。
また、テレビ出演時などでカンペを見る場面でも、眼鏡の方が安定して視認しやすいという実利的な選択もあるようです。
② 見た目の印象づけ・キャラの差別化
芸人にとって「見た目の覚えやすさ」は重要なポイント。
眼鏡は顔の印象を大きく変える小道具でもあり、
「真面目なツッコミ役」「知的なボケ」「クセのある見た目」など、キャラづくりの一部として使われることもあります。
たとえば
- 「キャラが薄い」
- 「眼鏡をかけた方が個性が出る」
- 「相方と似た印象になってしまう」
といった理由から、あえて眼鏡を取り入れるケースもあります。
ハリセンボンの近藤春菜さんや、ナイツ・土屋伸之さんのようにトレードマークとして伊達眼鏡を使っている芸人も多数存在します。
笑いを引き立てる“道具”としての眼鏡
眼鏡は、笑いを引き立てる“視覚的な道具”としても活用されています。
たとえば
- 大きすぎる眼鏡でコミカルに見せる
- ずれたり曇ったりすることでツッコミのきっかけを生む
- 真面目そうな外見と大胆な行動とのギャップで笑いを生む
キリッとした見た目が「理屈っぽさ」や「正論感」を与えるため、特にしゃべくり漫才や語り口重視の芸風では相性が良い傾向にあります。
つまり、眼鏡は「真面目そうに見えて実は○○」というキャラクターや、「クセのあるビジュアル」を演出する重要なパーツでもあるのです。
「眼鏡×眼鏡」のコンビがもたらす印象とは?

芸人コンビの中で「二人とも眼鏡をかけている」というスタイルは、実はあまり多くありません。
だからこそ、そのビジュアルは観客に強い印象を残しやすいとも言えます。。
ここでは、「2人とも眼鏡をかけている」というスタイルがもたらす可能性のある効果を3つの観点から整理します。
※あくまで一つの見方としてご参考いただければと思います。
① 覚えられやすい見た目になる
テレビや劇場などで初めて見る芸人の印象は、多くの場合“見た目”から始まります。
漫才では多くのコンビがスーツやシンプルな衣装を着用する中で、「二人とも眼鏡をかけている」という明確な特徴は、視覚的なフックとして機能します。
たとえば、「眼鏡のコンビだった」という情報だけでも、その芸人を思い出す手がかりとなり、観客の記憶に残りやすくなる可能性があります。
② 見た目の統一感とバランス
眼鏡という共通のアイテムを身につけることで、コンビとしての“統一感”が自然に生まれます。
衣装で完全に揃えるほどではないにせよ、共通アイテムがあることで、「コンビらしさ」や「まとまり感」が視覚的に強調されます。
一方で、眼鏡のフレームの形や色、サイズの違い、かけ方、さらには髪型や表情といった要素により、それぞれの個性も同時に表現されやすくなります。
結果として、「似ているけれど異なる」という視覚的なバランスが生まれ、観客が違いを認識しやすくなる点も特徴のひとつです。
③ ズレやギャップが際立ちやすい
眼鏡をかけていると、真面目・冷静・知的といった印象を持たれやすい傾向があります。だからこそ、派手な動きや思い切った発言との間に生まれる“ギャップ”が際立ちます。
これは、演出として意識的にやっている場合もあれば、自然とそうなっているケースもあるかもしれません。
いずれにせよ、“見た目と内容のズレ”が強調されることで、観客にとって意外性や意識の揺さぶりにつながり、ネタの面白さが増幅する場面も少なくありません。
「眼鏡×眼鏡」という組み合わせは、
- 覚えられやすさ
- 統一感と個性のバランス
- ギャップの強調
といった特徴が見られます。
もちろん、すべての眼鏡コンビに当てはまるわけではありませんし、それぞれに違った理由や背景があると思います。
しかし、視覚情報が笑いの受け取り方に影響を与える場面は少なくなく、こうしたビジュアル面の工夫がコンビの印象形成やネタの見え方に一定の役割を果たしている可能性はあるでしょう。
二人とも眼鏡をかけてるコンビまとめ一覧(2025年現在)

ここでは、実際に「二人とも眼鏡をかけているコンビ」をまとめました。
気になったコンビは、ぜひネタもチェックしてみてください。
ここからは各コンビについて、所属事務所や結成年などの基本情報を詳しく紹介していきます。
おぎやはぎ
- メンバー:左)小木 博明 右)矢作 兼
- 所属事務所:プロダクション人力舎
- 結成:1995年
▶ 公式プロフィール
シソンヌ
- メンバー:左)じろう 右)長谷川 忍
- 所属事務所:吉本興業
- 結成:2006年4月
▶ 公式プロフィール
阿佐ヶ谷姉妹
- メンバー:左)木村美穂 右)渡辺江里子
- 所属事務所:ASH&Dコーポレーション
- 結成:2007年10月
▶ 公式プロフィール
ミキ
- メンバー:左)昴生 右)亜生
- 所属事務所:吉本興業
- 結成:2012年4月
▶ 公式プロフィール
ヤーレンズ
- メンバー:左)楢原 真樹 右)出井 隼之介
- 所属事務所:ケイダッシュステージ
- 結成:2011年
▶ 公式プロフィール
男性ブランコ
- メンバー:左)浦井のりひろ 右)平井まさあき
- 所属事務所:吉本興業
- 結成:2011年
▶ 公式プロフィール
バッファロー吾郎
- メンバー:左)バッファロー吾郎A 右)竹若元博
- 所属事務所:吉本興業
- 結成:1989年10月
▶ 公式プロフィール
おいでやすこが(ユニット)
- メンバー:左)こがけん 右)おいでやす小田
- 所属事務所:吉本興業
- 結成:2019年8月
こがけん ▶ 公式プロフィール
おいでやす小田 ▶ 公式プロフィール
演芸おんせん
- メンバー:左)杉山栄一 右)矢巻駿
- 所属事務所:マセキ芸能社
- 結成:2011年
▶ 公式プロフィール
まとめ
お笑い芸人にとって、眼鏡は単なる視力補助ではなく、キャラづくりや印象操作のための重要なアイテムです。
特に“眼鏡×眼鏡”のコンビは見た目に強いインパクトを残し、ネタにも独自の効果を生むことがあります。
この記事をきっかけに、ぜひ「眼鏡コンビ」に注目してみてください。
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